アドラー心理学は何がいいの?

はい、こんにちは。Royです。

前回の自己紹介的なPostに、プライベートでコーチングをやっているということを書きました。そのコーチングセッションの中で、ベースにしているのがアドラー心理学

今日は、アドラー心理学って何?っていうテーマで話していこうと思います。

アルフレッド・アドラーという人物

アルフレッド・アドラーは、オーストラリア出身の精神科医で、個人心理学を打ち立てた人物と言われています。時代としては、ユングやフロイトと同じ時期に活躍した心理学の大御所ですね。

ユングとかフロイトは、名前は聞いたことはあるという人が多いと思うんですが、アドラーはなぜか大物にもかかわらずマイナーだったんですよね。

しかし、ある本をきっかけに日本でも広く知られるようになりました。

それが大ベストセラー、『嫌われる勇気」』。

哲学者の、岸見一郎さんの本ですね。一回喋ってみたい人の一人です。正確な数は覚えてないですが、とんでもない部数売れたはずです。詳しいことは、ググりましょう。

ちなみに余談ですが、僕は当初、この本がアドラーに関する本ということを知らず、実際に読んだのは発売から数年後でした。なんか、よくある自己啓発本なのかなーって勝手に敬遠していたことを反省しています。

アドラーは勉強すれば勉強するほど、多くの自己啓発系の源流になっていることがわかります。あぁー、あの有名な彼のあのありがたい言葉って、源流ここかぁーなんてことが頻繁に起こる。まぁ大抵のものには、源流が存在するわけですね。

アドラー心理学の要の考え方

アドラーのことを細かく書き始めると、本が10冊くらい書けちゃう長さになるし、まだ僕自身も勉強中の身なので、ここではメインどころだけ書いていきます。

アドラーは他の心理学者と何が違ったのでしょうか。

徹底的な目的論

アドラーは、全ての事象には目的がある、といいます。一方、先述したフロイトは、原因論を唱えていました。全ての事象には原因がある、という考えですね。

ここが大きな違いで、当時も今も、最も受け入れにくいことの一つなのかなと思っていたりします。フロイトはわかりやすいですね。 “xxしたから△△になっちゃったんだよ。” というのは、我々が義務教育で叩き込まれた論法です。

何か問題があったら、過去に原因があり、過去を振り返るわけです。

でもアドラーは違います。彼は全ての事には “目的がある” というのです。
例えば子供が不登校になったとします。不登校になった原因を探るのではなく、アドラーは不登校になることは、何が目的なのかを徹底的に深掘ります。いじめが起きている、とか、授業についていけない、とか原因があるから不登校になるのではないと言うのです。

不登校になるのは、家族の愛情をもっと受けたい、とか、周りの人に気にかけて欲しい、とか目的があると。

誰かが怒った時も同じです。人が怒るのは、怒った理由があるのではなく、怒る事によって得たい目的がある、と解くわけです。

フロイトが過去を重視するのに対し、アドラーは今を生きろといいます。真逆の考え方といってもいいでしょう。そんな二人も一時は確か一緒の研究室にいたこともあったようですね。(記憶が間違ってたらごめんなさい)

横の関係

アドラーはとにかくヨコの関係を大事にします。年齢や知識経験、考え方が違っても人間に上下はないという考え方ですね。みんな違って、みんないい。

アドラー流のコーチングにおいては、クライアントの課題は全て対人関係から来ると考えてアプローチします。人間は一人だったら、悩まないはずなのです。そんなことを言うと、孤独感を感じるじゃないか!!このヤロー! という声が聞こえてきますね。でも、それは対人関係を経験してしまっているから起こる悩みなのです。

とある、コーチのエピソードで好きな意見があるので紹介します。

このような横の関係を語ると、とはいえ赤ちゃんと大人だと横の関係としては中々捉えられないんじゃないか、と言われたそうです。でも彼は言いました。赤ん坊と大人の違いはたった二つしかありません。
経験の数と、経験の数の少なさから来る予測能力の低さだけですと。
だから、誰が偉いとか、劣っているとか、ないわけですね。

アドラー心理学の受け入れにくいところ Part2に、”褒めるな、叱るな” というのがあります。叱るな、はよく聞く話だけど、褒めるな!とはどういうことなのか。サディストになれということなのか。
そうではありません。褒める、という行為は、タテの関係における行為なのです。ヨコの関係では、褒めるのではなく感謝するのです。このトピックも話し出すとキリがないので次にいきましょう。

課題の分離

課題の分離。これもアドラー心理学では大きく取り上げられる考え方の一つです。何か困ったことが起きた時に、誰の課題かをしっかりと認識しろと言います。そして、それが自分以外の課題だと判明した場合は、深く関わるな、と。

アドラーは、人生は有限であり、だからこそ、自分の目的を明確にし、自分の課題に取り込むことこそが重要だといいます。それが誰の課題か、ということを知る為にはどう考えればいいのでしょうか。簡単です。それをしない時に困るのは誰か、ということを考えればいいのです。例えば、職場で上司の送別会をやることになったとしましょう。会場を押さえたり、できるだけ多くの人が参加するように声をかけたり、色々と準備をするのは自分の課題です。しかし、例えばその中で会場に文句をいう人がいるとします。”なんだ、こんな店にしちゃったんだ、、” と。しかし、それは他人の課題です。自分がやるべきことは誠意を持ってやるべきですが、それに対して他人がどう受け止め、どう反応するかは他人の課題なのです。

もう一つ例を言いましょう。アドラー流子育てをする人がこんな事を聞きました。
“アドラー的には、子供が宿題をやらないことは子供の課題ですよね?ということは、子供が宿題をやらない場合も叱ったりはしないですか?” 

するとこんな事が返ってきました。
” 一応、もし宿題をやらなかった場合、どんなことが起こりうるかということの共有だけはするよ。例えば、これやらなかったら先生に怒られるんじゃない?とか、肩身の狭い思いとか、恥ずかしい思いを明日するんじゃない?って感じでね。でもそれ以上は何もしない。それを知った上で、宿題をやる・やらないは、子供の課題だからね。” 

いやー、徹底してますね。ちなみに子育てでアドラー心理学はめちゃくちゃ使えるので、その辺りも別記事で少しずつ共有していきたいですね。実際その人のお子さんは、とっても自立しています。

アドラー心理学が目指すところとは

この他にも、共同体感覚とか勇気づけ、とか劣等コンプレックス、などなど、色々重要な考え方があるのですが、それらはまた別の記事にしていければなと思います。

ここでは、アドラーが目指した理想の状態は何なのかを考えていきましょう。

それには、行動面と心理面の2つがあります。
まず行動面。それは自立し、社会と調和して暮らしていける状態が理想です。
そして、心理面。私には能力がある、という意識と、みんな自分の仲間である、という意識を持っている状態が理想です。

この両面を抑えることは、実際かなり難しい事だとは思いますが、これらが抑えられると人間は本当の意味で自然体で生きられるのかなーなんて思っています。

 

一旦ここまでにしようと思いますが、アドラー以外にも僕が積極的に取り入れている考え方がいくつもあります。

心理療法で有名だった、ミルトン・エリクソン。この人のカウンセリングはぶっ飛んだ話が多くて大好きです。コーチだったら知らない人はいないと思う、カールロジャース自己実現傾向という考え方。スポーツコーチングで有名な、ティモシー・ガルウェイインナーゲーム理論。ジェンドリン哲学を根底に持つ、フォーカシングという技法。

あとは多少訝しい印象もありがちなNLPとかも、なんだかんだ重要な考え方がやはり詰まっています。あとはさらに訝しいところでいうと、中国の陰陽五行の思想なんかも勉強してますが、これはあまりにスモーキーなので、特にコーチングには使ってません。どちらかというと、占いの裏側の思想を知りたくて、勉強してる感じですね。

 

色々とお勧めの本とかもあるので、また今度紹介していきます。
一旦今日はここまで。

コーチング受けてみたい!みたいな人がいたら、お問合せください。コーチング学んでるよ!って人がいたら、一緒に勉強したいです!

んじゃ、またね。